2023年5月20日午後〜21日早朝にかけて、ボーイ隊は隊集会『オーバーナイトハイク』を実施しました。ボーイ隊の活動には毎期必ず入ってくるオーバーナイトハイク。今期もいよいよやってきました!
20日お昼過ぎ、天竜浜名湖鉄道『遠江一宮駅』に集合したスカウト達。ここが今回のスタート地点になります。
開会セレモニーの後、まずはリーダーからルートの説明や安全対策などの説明を受けます。ゲームで決めた順に、15分間隔でスタートです!ゲームは人間知恵の輪だったそうですよ⭐︎ウマ班→シカ班→クマ班の順にスタートしました。
まず向かったのは、最初のチェックポイントとなる『小國神社』です。ここで活動の安全祈願をします。各チェックポイントでは暗号カードを貰います。失くさないようにね!
そして次のチェックポイントは『セブンイレブン大当所店』です。ここまで9キロくらい歩いたでしょうか。時間は18時を過ぎ、空も暗くなってきました。スカウト達はここでこれからの長い長いナイトハイクに向けて、制服に着替え、反射タスキをかけ、懐中電灯を用意します。飲み物も班費で購入し、目指すは次のチェックポイント、『二俣城』です!
ここでサポートのベンチャースカウト1名が合流してくれて、1番先を歩いているウマ班の少し後ろを歩いてくれました。心強いですね!
真っ暗な二俣城に8時半くらいに到着した最初の班はウマ班でした。この時はまだまだ元気そうでした!小國神社から二俣城までの距離、約17キロ。普通なら充分に歩いている距離ですが、ここではまだ半分です。凄い!
二俣城を過ぎた辺りで、上級班長のベンチャースカウト1名が合流してくれ、ベンチャースカウト2名でウマ班の後ろを歩いてくれました。最初の1名は次の日に予定があるため最終電車に間に合う時間に離脱し、そこからは上級班長のベンチャースカウトが、シカ班の後ろについてゴールまで歩いてくれました。このベンチャースカウト2名でボーイ隊のスカウト達の為に連携して歩いてくれている感じが、またなんとも頼りになってかっこいいですよね⭐︎
ここからは更に夜も更けて行き、体力面、精神面が更に辛くなってきます。次のチェックポイント、サンストリート浜北では、温かいスープが配られ、しばし身体を休めました。
深夜12時を過ぎた辺りから明るくなるまでの間、スカウト達はどんな気持ちで、どんな風に声をかけ合って、ゴールを目指して歩いたのでしょうか...テンションを上げて歌を歌いながら歩いたスカウト、黙々と静かに歩いたスカウト、辛くて弱音を吐くスカウトもいたでしょう。班ごとにそれぞれが辛い時間帯を自分達なりのやり方で声を掛け合って歩き、痛む足を一歩一歩前に出し、ゴールに向けて進んだのだと思います。歩いたスカウト達にしか分からない、辛いけれど中身の濃い、かけがえのない時間を過ごしている事は間違いありません。
足の痛みを和らげる体勢を各々工夫して休憩しているようですね。
さぁ明るくなってきました!ある班は、ラストスパートをかけるべく、コンビニで◯ーゲン◯ッツをみんなで食べて、エネルギー補充をしていました^_^確かにこれは、相当なエネルギーになりますね!もう少し!頑張れスカウト!
そして朝7時半を過ぎた頃、夜通し歩き続けるスカウトを自宅から応援していた保護者の皆さんが、ゴール地の遠州灘海浜公園の近くにある凧場公園に集まってきました。そろそろ最初の班がやってくるかな...?
見えてきました!先に待っていたリーダーや保護者みんなで手を振ります。もう少し!頑張れ〜!
まずはウマ班が走ってゴールです。お疲れ様でした!
そしてクマ班、最後にシカ班。みんな温かい拍手で迎えます。
スカウト達、みんな疲れていますが、ゴール出来た安堵感と、45キロ歩いたんだという達成感や満足感で、良い感じに穏やかな表情でした。ゴールした後、各チェックポイントで渡された暗号カードを解読します。手旗を読み取るカードだったようです。疲れながらも手旗信号を読み取り、クリア出来たようですね!クリアすると、夏キャンの食事1食分リーダーが作ってくれる券が貰えるそうで、3班全てクリア出来てよかったです(^^)⭐︎
その後、上級班長任命式、進級章授与式、閉会セレモニーで長い長いオーバーナイトハイクを終えました。
スカウト達だけでなく、最初から最後まで一緒に45Kmを歩いて下さったボーイ隊隊長始め、裏でしっかりとスカウトを見守ってくれたリーダーの皆さん、寝ずにリーダーのサポートをしてくれた保護者の方々、サポートに来てくれたベンチャースカウト2名。皆さん本当にお疲れ様でした!